鹿茸・ロクジョウって??
突然ですが、
鹿茸(ロクジョウ)って聞いたことありますか?
中国の漢方薬で高貴薬と言われる一つです。
まぁ、精力剤なんかで使われるようですが、
ようは漢方「薬」なんです。
何でこんな話かと言いますと、
実はこの時期に獲れる
シカの雄(オス)の角は袋に包まれているのです。
なんで、こんな風になるのかと言いますと、
シカの角というのは毎年生え変わります。
春先に角が落ちて、
春から夏にかけて角が育ち、
秋にしっかりとした角になる。
秋から冬にかけてどんどん硬くなり、
春にまた落ちる。
なぜ、秋に角がしっかりするかというと、
秋は子作りの季節、
発情期のメスをめぐって、
オス同士が喧嘩をする、
その武器が角なんですね。
で、夏の頃の育っている状態を袋ツノと言いまして、
その袋ツノを乾燥すると、『鹿茸・ロクジョウ』と言われます。
しかしながら、
この『袋ツノ』というのは薬事法において取引が制限されている物なんです。
我々、猟師ができる取引というのは、
漢方薬などの薬品メーカーに卸す事のみが許されております。
猟師が乾燥して、売買はもちろん、譲渡などもNG。
猟師が乾燥すること自体も実はNG。
とはいえ、厚労省に確認したところ、
猟師個人が使う分にはお目こぼし…との事のようでございます。
「猟師の方が使う分にはねぇ…」
みたいな結構軽い感じの返答でしたので、お言葉に甘えちゃうわけでw
そんな事で、我が家では
権太の夏バテ対策・夏の滋養強壮にw
って言っちゃぁマズいんですけどね。
まぁ、そんなものがありますよ~って話です。
ちなみに、猟師の方で袋ツノが売っているのを見つけた場合、
売るのも買うのも、ご法度でございます。
ご注意くださいね。
なんて話でした。
袋ツノ・先っぽはプニプニしております。
乾燥したのと、噛んだ後の
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